SpriteKitでのSceneのサイズ

Amazon.co.jpで購入した「SpriteKitではじめる2Dゲームプログラミング Swift対応」の中のプログラムを打っていて変なことに気づいた。

第5章でピンボールゲームを作成しているのだが、ViewControllerでSceneのサイズを設定しているにもかかわらず、iPhone6 Plus実機およびiPhone6シミュレータで表示すると背景の絵が小さくなって表示される。

Sceneのクラスの中で
override func didMoveToView(view: SKView) {
back.position = CGPoint(x: 0, y: 0)
back.anchorPoint = CGPoint(x: 0, y: 0)
self.addChild(back)

としているのだが、backは@1x,@2x,@3xのサイズの画像があり、didMoveToViewが呼ばれたときには、すでにViewControllerで他のサイズ(414×736と言う画面サイズにしては小さな値)が設定される。iPhone6で使用される@3xの画像はもっと大きなサイズなのではみ出しても良いぐらいだが、画面左下に表示され、上部と右側に余白ができる。
そこで、出版社のサイトでサンプルとしてダウンロードできるソースを見てみると、
self.size = CGSize(width: 320, height: 568)
が上記のコードに書かれているの気づいた。本にも書かれていたが、記述するべき部分としては示されていない。
320×568のサイズは、@1xの画像のサイズと同じ。でも実際に実行するとiPhone6では、@3xが表示されることを確認した。
つまり、コーディング上では、Sceneいっぱいに背景を表示したいときには、sceneのサイズを@1xに合わせる必要があるみたい。