懐かしの雑誌「月刊情報処理試験」を思い出す

ふと、コラムの投稿の依頼を受けたので、コンピュータに関係する本の書評を書くことになったのですが、頭のフラッシュメモリをリフレッシュしたら、昔「月刊情報処理試験」という雑誌があったなあ、思い出しました。当時は、出版が主要事業だったソフトバンクの本です。

大学生の時に読み始めて、当時の第1種情報処理技術者試験に合格するぐらいまで、読んでいたような記憶があります。

覚えているのは、コンピュータ業界の歴史に関するコラムです。スペリー、バロース、ユニシス、デジタルイクイップメントカンパニー(DEC)などなどの企業の成り立ちからその後まで書かれていて、肝心の試験対策の部分より面白く読んだ記憶があります。

情報処理技術者試験は、分化が進んで、それぞれのカテゴリーの試験対策本が出され、それらの試験対策本も項目別に分化が進んだので、月刊情報処理試験のような、一冊でまとめる雑誌の意味は無くなったから、今は消えたのでしょうね。

ちなみに私のいた研究室では、学部のうちに第二種を取って、マスター(博士前期課程、つまり修士課程)のうちに第一種を取るのが、仲間内での目標になっていました。

「月刊情報処理試験」のコラムに書かれていたようなコンンピュータ業界の歴史を読むものとしては、書籍として以下がオススメです。

モダン・コンピューティングの歴史

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