大学入学共通テストに導入される英語の民間試験の延期に思う

結果は良いけど、判断遅い

萩生田文科相の「身の丈」発言が良い方に働いたと言えなくも無いです。

最初民間試験導入すると聞いた時は、「お、案外良い」と思ったのですが、よくよく考えれば、受ける民間試験の結果って比較するのは難しいですもんね。

TOEIC LRと英検やTOEFL iBTのスコア比較がありますけど、Listening,Readingだけの試験と、Speaking,Writingもある試験とじゃ比較できないです。

2013年にバンクーバーで会った日本人の高校生が日本の大学に入るのにTOEFLで100点取らないといけないと言っていたのは、受験希望の大学の条件だったのでしょう。大学が個別に「この試験でこれだけのスコアを必要とする」というのだったらわかりやすいですが、複数の試験でと言われると困りますよね。あと、TOEFL受験料高いし。それが大学入試の共通試験ならなおさら。

行政執行法人作るってのはどうでしょ

いっそのこと、民間はやめて、TOEFLをやっているETSのようなのを国が作って、あまねく日本中で受験できるようにするのはどうでしょう。もちろん受験料もお安く。一般の人も受験できる。大学受験生の場合は2回まで無料、とか。

あ、でもこの手のテストは受ければ受けるほど成績上がるものなので、一般で何回も受けられるとすると、お金持ちの受験生が有利になっちゃいますね。やっぱ、一般はやめて、受験専用だけにしましょう。それまでは、模試で頑張る。